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吹奏楽部員ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと④ [吹奏楽部]


7月1日

今年も後半戦に突入ですね。

雨模様のお天気でなんだか眠いし体調がイマイチ…

なんて不調を感じてはいませんか?

 

さて、

今日は演奏中にしている基本の動作についてお話しましょう。

 

いったいどんな動作かというと、

「立つ」こと

 

えっ?

それって動いてなくて、じっとしていることではないの?

 

なんてツッコミいれてないですか?

 

立っているときも?座っているときも

カラダは静止しているようで

いつも四方八方に微妙に揺れ動き、

倒れてしまわないようにバランスを保っています。

 

その微妙な揺れ動きの中心点は「体軸」といって

カラダの動きの芯棒のようになっています。

 

では「いい状態で立つ」ってどういうことでしょう。

「いい姿勢で立つ」と言った方がピンとくるかな。

 

この時、他から見た印象も、自分自身の感覚も

「静止して見える、ブレのないカラダの状態」のことです。

 

演奏するときには

もちろん大きな動きもしてはいますが

この「静止して見える、ブレのないカラダの状態」でも

表現に合わせて前後左右、斜めの方向にと

体重移動をしながら音を奏でています。

 

「立つ」という言葉のイメージからは

ヒザをまっすぐ伸ばして固定されたイメージを想像してしまいます。

ですが、、、

例えばコントラバスを奏でる時、弦の上方と下方とでは

ヒザを少し曲げて変化させ

カラダの重みを感じる足部も大きく移動させるなど

左右差を感じますよね。

 

打楽器の皆さんは 

少しかがんだ状態や個々の楽器の前で体重移動、

グロッケンからマリンバへ…など

楽器から楽器へと、演奏中に素早く動き回っています。

さらにはペダル操作も脚や足でしていますね。

 

個人練習の時には必ず立って練習する

パートもあるでしょう。

 

音を出し演奏する前にチェックしてほしいことは

足裏で靴底や床を、どんなふうに感じているかです。

体重が足裏にかかる感覚の左右差足裏のどの部分にかかるなど、

そして足指は靴の底に触れている感覚はあるかな?

などなど・・・

 

もし左右差を感じたとしても、

そのことは決して悪いことではないのです。

その状態が必要な体勢だと確信を持っていれば

カラダは自在に動くことができるのです。

けれども自覚なく、ただ崩れているだけなのであれば

少しだけ意識しましょう。

 

意識するだけでもカラダやココロは安定しますよ。

もちろん呼吸も安定します。

 

もっと具体的にチェックポイントを説明すると、、、

 

全身の重みは

足裏のカカト母指球小指球の3つのポイントに降りていきます。

さらには5本の足指へも向かい、

足裏全体で体重を受け止めています。

 

足04.jpg

[コピーライト]ナガイカヤノ

 

この足裏全体を感じただけでも

握る力や噛む力は驚くほど変化します。

ぇえ

握る力は指や手ではないの?

噛む力は歯やアゴではないの?

 

なんて思いますよね。

 

試しに上の図のように足裏のカカト母指球小指球

さらには5本の足指を感じながら

手のひらをギュッと握ってみましょう。

何も感じてはいない日頃の感覚と比べて変化はないですか?

なにか違った感覚に気づくかもですね。

 

 

カラダは全身が協調し合い、助け合いながら働いています。

足裏のことが全く関係ないと思われる場所にも

影響しているのです。

 

コナブルのボディ・マッピングでは

カラダの構造や仕組みを知って

実際に自分のカラダで感じてみることで

脳に描かれているボディ・マップ(身体地図)

適切な回路に導きます。

 

このようにして「筋感覚」という動作や動きの感覚を再教育し、

意識しなくても適切な動きで演奏できるようにするのです。

 

こんなアプローチに慣れない間は「難しい」と感じるでしょうが、

理解できた瞬間、笑ってしまうほど動きがらくになり

とても演奏しやすくなります。

効率よく練習できるので練習時間の短縮にもつながりますよ!

 

 

今回は「立つ」ことについて詳しく書きましたが、

次回の「座る」ことについても楽しみにしていてくださいね。

 

 


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