吹奏楽部員ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと⑧ [吹奏楽部]
立ち方や座り方をチェックして、
少しだけ動きへのアプローチを変えただけでも、
演奏後の疲れは今までとは大違い!
バテずに過ごせているとは思います。
ですが、中には
疲れていることに気づいていない人もいるでしょう。
よくある疲れの一つに「肩こり」があげられます。
この原因は様々ですが、小中学生が肩こりで
マッサージや整体に通っているといったケースも
よく耳にします。
これはいわゆる “コドモロコモ” 予備軍
と言っていいでしょう。
コドモロコモ???
ロコモティブシンドロームって聞いたことありませんか?
動かないことで運動機能が低下している状態のことです。
子どもたちがそのロコモティブシンドロームの状態であることを
コドモロコモと呼ぶんだそうです。
現代の子どもたちの生活習慣や遊び方は
目まぐるしく変化していて
カラダを動かす機会が減ったことで
立つことや歩くことに支障がでてきているそうです。
確かに講習会や部活動の指導で訪れた学校でも
「肩こり」「腰痛」「頭痛」などの改善について
質問を受けることが年々増える傾向にあり、
とても気になっています。
皆さんはどうです?
立つことや歩くことが苦痛に感じてはいませんか?
肩こりや腰痛は感じてませんか?
もし何らかの苦痛を感じているなら
これまでにお話した
◯声のこと
◯立ち方や座り方
◯お尻のゴリゴリ
◯足裏
◯腕のあがり具合
などをチェックすることで、
今まで作動していなかった身体の組織が反応しだしてくれて
少しはましになるはずです。
それでも疲れが取れない場合は
●適度な練習時間(多くても4時間位)
●睡眠時間は7〜8時間
●食事内容や摂取する時間を見直す
●トレーニングに有酸素運動(歩く/走る/泳ぐなど20分程度)を取り入れる
●簡単ワークでボディ・マップの再確認
これらのことに気をつけましょう!
今回は、肩こりや首の疲労に最適な
以下の簡単ワークを試してみてください。
1.両腕は身体のサイドにぶらんと下げる
2.ゆっくりのテンポでおこなう
(メトロノームを使うならTempo=60、1つの動きは4〜8カウント)
3.立つ/座る → どちらでもOK
4.自分カメラ目線で、カラダのどこが、どんなふうに
動いているのかに注目すること。
肩や腕を上下、前後に動かすだけの簡単なワークですが、
練習前、練習の合間、練習後など、
思い出した時に行なってみてくださいね。
吹奏楽人口はどんどん増え続けています。
初めて楽器を手にしたときから自分自身で
演奏するためのカラダの調整を習慣にすることは、
ケガや故障の予防にもなります。
演奏って楽しい!
音楽っていいな!
吹奏楽ってサイコー!
と、心から感動できる一つの要因になることでしょう
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