吹奏楽部員ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと [11] [吹奏楽部]
前回はサックスのストラップについて
考えてみました。
サックスのように重たい楽器をカラダに背負うというか、
カラダの前部にまとうような状態で演奏するのは
マーチング時の打楽器パートです。
スネアドラム、バスドラム、タム、グロッケン・・・
などをホルダーに取付け、
肩にかけた状態で演奏&演技しますね。
重さは10数キロもあります。
カラダの前部に重たい楽器が突き出た状態なので、
重心は当然後方に移動するでしょう。
まずはこの「事実を知る」ことが
ボディ・マッピングをしていく上で大切なことです。
日頃は床の上に置いて演奏している楽器を
カラダにまとうような状態で
演奏しながら一緒に動くのですから
いつも演奏しているときの感覚とは
当然違います。
そこでまず思い出してほしいことは、
足裏の感覚です。
カラダの前面に重たい楽器を抱え持ち上げるため
カラダ全体は後方に移動します。
体重はかかと側に移動した状態で
足指は浮き気味になってはいませんか?
そんなときには
吹奏楽部員なら誰でも知っておきたい「からだ」のこと④
のページでお話した
足の指を確認して、いつもと比べてどうなっているのかを
観察してみてください。
もし足指が浮いているようなら
意識的に靴底にタッチしてみましょう。
下半身の一部である足のことを観察して感じてあげると
上半身では腕の動きがスムーズに機能しだします。
すると大きな体育館や野外でも
力まずに響く音となって飛んでいってくれます。
最近「美爆音」なんで言葉を耳にしますが、
このようにカラダの変化をキャッチして
その時々にあった使い方を
上手に工夫されているのでしょうね。
今回は
足部や全身の筋力アップに役立つ
つま先立ちワークを紹介します。
テンポはゆっくり
かかとを 上げて⇔下げて を繰り返すだけ
つま先立ちをするとフラフラしてじっとしていられない、
カラダのどこかに痛みを感じる、
運動的なことって好きではない・・・などの人は
壁や椅子の背もたれに手を添えてトライしてください。
注意したいことは、
・足部の角度は、両足をピタッとつけたときの角度です。
「うちまた」の人は、つま先をいつもより外に向けた感じ
「そとまた」の人は、いつもより「うちまた」にしている感じ
がして、「なんか変、気持ち悪い」って思うかな。
・回数は一度に1〜2回。多くても5回で十分です。
目的が回数になってしまうより、
少ない回数でもカラダのどこを使っているかを意識して
自分カメラで観察しましょう。
いつでも どこでも できる簡単なワークです。
コツコツとカラダに向き合って
眠っている細胞を覚醒させましょう!
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